防犯用語辞典
パッシブセンサー
ぱっしぶせんさ
パッシブセンサーとは、人体などから放出される遠赤外線を感知するセンサー。
熱線センサーとも呼ばれるが、センサー自体が熱線を出すのではなく、対象物から放出される遠赤外線を受動的(=パッシブ)に検知するため、こう呼ばれる。
白色でドーム型の物を屋内天井面に設置することが多い。
物の表面から放出される遠赤外線(=熱)を検知するため、障害物を通過してその温度を検知することはできない。
また、あくまでも表面温度の変化を捉える仕組みの為、その空間において突然の温度変化があれば、侵入者と同様に検知する。
例えば夜間警戒中にセンサー付近の複合機がFAXを受信し、休止モードから立ち上がり、機械から温風を出し始めると、侵入と同様に検知してしまう。
真冬の隙間風も同様で、室温に比べて低い温度の風が隙間から入り込むことで温度変化を侵入ととらえてしまう。
小動物の動きなどは除外できる機能を持っている為、しっかり戸締りをした通常の室内であれば、上記のようなレアケースさえなければ極めて精度の高い検知ができる。
パッシブセンサーに関連する言葉
NUUO
台湾のNVR(ネットワークカメラ専用の録画装置)メーカー。 全世界の様々なメーカーのネットワークカメラを接続・録画できる、汎用性・安定性の高い機器を製造している。 日本国内で入手可能なNUUO社製録画装置は、2ch、4c … 続きを読む
面警戒
平面状の範囲を警戒する方式。 窓ガラス全面に警戒を行うガラス破壊検知器や、カーテン状に警戒エリアを作るパッシブセンサーなどがある。 侵入が心配される箇所全体を警戒できるものが多く、侵入者が避けることが困難なため、防犯効果 … 続きを読む
入退室遅延機能
入退室の際に、警備システムの警報発動を一定時間遅らせる機能。(その隙に入退館する) 例えば退勤時、最終退勤者が警備システムをセットしてセンサーが働き始めても、退館に必要な一定時間は警報が鳴らない(遅延)。その間に最終退勤 … 続きを読む
線警戒
線状に警戒線を張る方式。 赤外線ビームセンサーの様に、一直線にビームを飛ばし、そのビームを遮断されると検知する物を指す。 線の一部もしくは全部を遮断しない限り検知しないため、センサーの中では精度が高い。 半面、その線を何 … 続きを読む
CCTV
closed-circuit television(閉回路テレビ)つまり防犯カメラシステムの事。 通常のテレビが広範囲に映像を供給するのに対し、ある建物内や施設内で映像入力装置(防犯カメラ)と映像出力装置(モニター)が有 … 続きを読む