防犯用語辞典
ガラス破壊センサ
がらすはかいせんさ
ガラスが破壊されたことを検知するセンサ。
ガラス面に設置し、破壊を振動で検知する。
通常ガラスは、風による振動や悪意のない物の衝突などによる振動が起こり得るが、ガラス破壊センサーはガラスが割れた際に発生する特有の超音波を高感度に検知することで、誤動作を最小限にとどめている。
窓からの侵入を警戒する場合、泥棒は必ず窓ガラスの一部を破壊し、錠前を解除し窓を開けるため、「窓ガラスの破壊」「窓の開閉」でその侵入を検知することができる。
検知精度は、マグネットセンサーによる窓の開閉検知の方が格段に精度が高く、ガラス破壊センサーはその検知方法からどうしてもマグネットセンサよりも精度が落ちる。
ガラス破壊センサ本体から警報音を出せるものと、ガラス破壊センサからは検知信号だけを主装置に送信するものがある。
ガラス破壊センサに関連する言葉
面警戒
平面状の範囲を警戒する方式。 窓ガラス全面に警戒を行うガラス破壊検知器や、カーテン状に警戒エリアを作るパッシブセンサーなどがある。 侵入が心配される箇所全体を警戒できるものが多く、侵入者が避けることが困難なため、防犯効果 … 続きを読む
線警戒
線状に警戒線を張る方式。 赤外線ビームセンサーの様に、一直線にビームを飛ばし、そのビームを遮断されると検知する物を指す。 線の一部もしくは全部を遮断しない限り検知しないため、センサーの中では精度が高い。 半面、その線を何 … 続きを読む
集中管理システム
防犯カメラの遠隔監視の際に、複数拠点のカメラをPC1台の画面に一括で映し出すシステム。 例えば拠点Aにカメラ2台、拠点Bにカメラ3台、といった場合、従来は拠点Aの2台が一画面表示、拠点Bの3台は画面を切り替えて見る、とい … 続きを読む
入退室遅延機能
入退室の際に、警備システムの警報発動を一定時間遅らせる機能。(その隙に入退館する) 例えば退勤時、最終退勤者が警備システムをセットしてセンサーが働き始めても、退館に必要な一定時間は警報が鳴らない(遅延)。その間に最終退勤 … 続きを読む
パッシブセンサー
パッシブセンサーとは、人体などから放出される遠赤外線を感知するセンサー。 熱線センサーとも呼ばれるが、センサー自体が熱線を出すのではなく、対象物から放出される遠赤外線を受動的(=パッシブ)に検知するため、こう呼ばれる。 … 続きを読む