防犯用語辞典

Glossary

圧縮

あっしゅく

圧縮とは防犯カメラシステムの場合、映像データを小さなデータに変換することを言う。

映像データは文字データや画像データに比べ圧倒的にデータ量が大きく、高画質になればなるほど大きなデータとなる。

そのため、同軸ケーブルを使用するカメラの場合は、映像データを圧縮せずに録画装置に送信し、録画装置内ハードディスクに記録する際にデジタル変換・圧縮がされることで長時間録画を実現している。

IPカメラシステムの場合は、カメラから送信されるデータ量が大きいと、LANケーブルを通る際に負荷がかかりすぎて、映像データのコマ落ちや遅延が起きてしまう。そのため、カメラ側でデータ圧縮をして軽くした映像データを送信するようになっている。

防犯カメラは映像がきれいになればなるほど映像信号の送信や録画に負担がかかり、動作が重くなったり、フリーズしたり、短時間しか録画できなくなったりする。

現在防犯カメラの高画質化が急速に進んでいる中で、システムの安定稼働させ、長時間録画できるように、圧縮技術の進歩も同時に進んでいる。

デジタルデータ圧縮にはMotion JPEG、MPEG-4、H.264、H.265などの圧縮方式があり、防犯カメラ業界の現在の主流(2016年時点)はH.264となっている。

テレビの4K化など、映像の高画質化が進んでいることから、H.264より高圧縮なH.265が開発され、防犯カメラ業界でも今後H.265へのシフトが進むこととなる。

圧縮に関連する言葉

  • ログ

    コンピューターが、自身の動作や処理内容・警告などを時系列に記録したファイル。 不具合時の原因の究明などに参照される。 防犯カメラシステムの場合、録画装置でログを記録しており、映像切断、設定変更、アラーム検知、ネットワーク … 続きを読む

  • AVI

    Audio Video Interleave(オーディオ ビデオ インターリーブ)の略で、Windows標準の動画用ファイルフォーマットで拡張子は「.avi」。 さまざまなコーデックで圧縮された映像データや音声データを格 … 続きを読む

  • RGB

    RGBは光の3原色である、赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の英文頭文字をとったもので、ブラウン管テレビ・液晶ディスプレイなどの映像はRGBをもとに色を作り出している。 この3色を混ぜれば混ぜるほど明るい色を … 続きを読む

  • USBフラッシュメモリ

    USBフラッシュメモリとは、コンピュータなどのUSB端子に差し込んで使用する、フラッシュメモリを内蔵した小型の外部記憶装置のこと。 機器への抜き差しが容易かつ、小型で持ち運びにも便利なメディアとして、パソコンなどのコンピ … 続きを読む

  • RAID

    複数のハードディスクを使って、壊れにくい記憶領域を作る事。 具体的には複数のハードディスクに同時に同じデータを記録することで、どれか一つのハードディスクが故障してもデータの損失がないようにすること(RAID1=ミラーリン … 続きを読む