防犯用語辞典

Glossary

アイリス

Array

カメラのレンズ部分にある、取り込む光の量を調整する機構。

防犯カメラの場合、ほとんどの機種でオートアイリス機能がついており、環境の照度によって自動でアイリス調整がなされ、ある程度適正な明るさで撮影される。

F値で表された数値が小さければ小さい程、入光量が多くなり、明るくなる。

防犯カメラの映像で、映像の明るさを決定する要素は(1)アイリス(2)シャッタースピード(3)ゲインの3つがあり、光量が乏しく、映像が暗い場合、アイリスを開けば光の通り道が太くなるため、映像は明るくなる。

逆にアイリスを変えなくても、ゲインを上げれば光への感度が上がるため、映像は明るくなる。(ただし、ゲインを上げれば上げるほどノイズが出る)。アイリスもゲインも変えずに、シャッタースピードを落とせば入ってくる光の量は増え、映像は明るくなる。(ただし映像の動きの滑らかさが落ちていき、残像が出やすくなる)。

3つの要素をバランスよく調整することで、明るく滑らかで鮮明な映像が得られる。

アイリスに関連する言葉

  • 有効画素数

    画像描写の際に、実際に使われている画素数の事。 総画素数41万画素の防犯カメラの場合、カメラ内部のCCDは41万の画素を持っているが、実際に画像として出力する際には、CCDの周辺部はエラーが多くなるなどの理由により、画像 … 続きを読む

  • ノーマルクローズ

    信号を与えない時に閉回路で運用される機構。 警戒エリア内への侵入などがトリガーになり閉回路が開回路になることで主装置が異常事態を検知する。 侵入警報設備は、防犯効果の観点上、ノーマルクローズの機構を採用している。 この機 … 続きを読む

  • オートアイリス

    撮影場所の明るさに応じて、防犯カメラがレンズから入ってくる光の量を自動で調整し、適正な明るさで撮影する機能。 建物の出入口部や屋外では時間とともに光の量が大幅に変動するため、アイリスが常に一定だと、入ってくる光が多すぎて … 続きを読む

  • ズームレンズ

    レンズから撮像素子までの距離を動かすことでズームできるレンズの事。 一眼レフカメラのレンズの様に、手動でズーム倍率とピントを調整するものがほとんどだが、外部機器から遠隔でズーム操作できる機種もある。 ズーム倍率を変えた時 … 続きを読む

  • イメージセンサー

    撮像素子のことで、レンズから取り込んだ光を電気信号に変換する部品。 従来のカメラに例えるとフィルムに相当する部分で、画質を左右する大きな要素を持っている。 防犯カメラでは1/2.7~1/3インチのものが使われ、イメージセ … 続きを読む