光学ズーム

こうがくずーむ

レンズの焦点距離を変えることによって、撮影対象を拡大縮小する機能。

虫眼鏡を目に近づけたり遠ざけたりすることで、物の見え方が大きくなったり小さくなったりすることと同じ原理。

虫眼鏡で物を拡大しても、映像が荒れないように、光学ズームは拡大縮小による映像の荒れがない。

これに対して、デジタルズームは拡大すればするほど映像が荒れていく。

防犯カメラの場合、PTZカメラ(上下左右稼働、ズーム機能付きのカメラ)のズーム性能の表記に、光学ズーム~倍、デジタルズーム~倍といった表記がされる。

例えば、光学12倍、デジタル10倍の場合は、最大120倍のズーム倍率になる。(光学倍率とデジタル倍率の積で求めることができる)

ただし、ズームの順番は光学→デジタルの順なので、1倍~12倍までのズームアップは光学ズームが使われ、映像の劣化なしに鮮明な拡大ができるが、それ以降はデジタルズームになっていくため、拡大しても見やすさはあまりよくならないので注意が必要。

光学ズームに関連する言葉

  • マルチプレックス

    防犯カメラの録画装置で、再生や遠隔監視、設定変更などの操作中でも、録画が止まらない機能をマルチプレックスという。 2010年前後までの防犯用録画装置は、再生中は録画が止まる、遠隔監視中は録画が止まる、という機能が多く、次 … 続きを読む

  • 高感度撮影

    防犯カメラが暗い場所を撮影する際の機能の一つ。 光源がわずかな場所でも、機器の内部で光を増幅することで、実際よりも明るい映像で撮影する。 まったく明りの無い場所では機能しないし、光源が乏しければ乏しい程、光を増幅する際に … 続きを読む

  • ノイズリダクション機能

    防犯カメラは構造上、夜間の高感度撮影の際に、映像ノイズの発生が避けられない。 ノイズリダクション機能は、映像ノイズの原信号を改善し、ノイズ除去・軽減をするカメラ内蔵のプログラムの事。 ノイズリダクション機能の搭載により、 … 続きを読む

  • 画面分割機能

    複数の防犯カメラの映像をモニターに一括表示する機能。 モニターの画面が4分割や16分割などに等分にされてカメラ映像を表示することからこう呼ばれる。 防犯カメラの映像監視で非常に重要度・必要度が高い機能で、10年ほど前まで … 続きを読む

  • 上書き録画

    防犯カメラの映像を、録画媒体(ハードディスク等)の容量いっぱいまで録画しきった時に、録画を止めず、一番古いデータから順に上書きしていく機能。 ビデオテープの交換のような手間がないところがメリットだが、録画しておいた映像で … 続きを読む