防犯用語辞典
機械警備
きかいけいび
警備員・守衛や用務員を置かず、警備対象施設にセンサーを設置して建造物侵入や火災等の異常を機械で察知し、警備員が現場へ急行し初期対応をとる形態の警備業務のことを指す。
法的には、警備業法第2条第5項「警備業務用機械装置(センサー・通報機の事)を使用して行う第1項第1号の警備業務(施設警備の事)」に定義されている。
センサーで検知した侵入を施設外の警備会社で受信し警備員が急行する場合が「機械警備」で、施設内の警備員が受信する場合は「常駐警備」となり、機械警備とはみなされない。
警備会社がセンサー等で異常発生を覚知してから25分以内に警備員を現場に到着させ、速やかに都道府県警察に通報することが「努力義務」として規定されている。
つまり侵入者を退散させるのが目的ではなく、異常を早期に発見・通報し、被害の拡大防止のためのダメージコントロールが目的となる。
夜間無人になる公共施設などに広く普及しており、特に学校と金融機関の普及率が高くなっている。
機械警備に関連する言葉
面格子
面格子(めんごうし)は、窓からの侵入者を防ぐために窓の外側に設置する格子状の部材のこと。 キッチンやトイレ、浴室といった水まわりの窓など、死角になりやすい、北側の窓などに取り付けられることが多い。 素材には、アルミ、ステ … 続きを読む
いかのおすし(標語)
子どもが犯罪に遭わないために、警視庁が作った標語。 いか いかない(知らない人についていかない) の のらない(知らない人の車にのらない) お おお声を出す す すぐ逃げる し しらせる(何かあったらすぐ知らせる) この … 続きを読む
対象物の強化
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地域での犯罪や災害など、安全な生活を脅かすものを防ぐ為の活動。 自治体、地域住民、警察が連携して行う。 具体的には、徒歩による安全パトロール、青パトによる見回り、地域の環境浄化活動(きれいな街は犯罪が発生しにくい)、防犯 … 続きを読む
接近の制御
都市や建物の構造や環境を犯罪が起きにくいするものにする「防犯まちづくり」で利用されている、「防犯環境設計」の考え方のひとつ。 防犯環境設計は「自然監視性の確保」「領域性の強化」「接近の制御」 「対象の強化」で構成されてい … 続きを読む