防犯用語辞典

Glossary

架空配線

かくうはいせん

電気配線や防犯カメラの映像線などを屋外に敷設する際、地面に配線することが困難もしくは不可能な場合に行う配線方法。

支柱を立て、支柱同士を配線で結ぶようにして、空中に配線を渡らせる。

建物から建物に配線を渡らせる配線も、架空配線の一種。

十分な高さを確保し、大型車両などでも配線をひっかけることが無いように注意が必要。また、架空配線は複数の線をまとめて渡らせることも多く、線同士の電波干渉が起きやすいので、ノイズ対策や配線ルートには細心の注意が必要。

架空配線は自然災害の影響(雨・風・雷)を受けやすく、切断のリスクがどうしても高い為、防犯機器の配線では架空配線よりも地中に埋設することの方が多い。

架空配線に関連する言葉

  • モール

    配線を壁や天井などに隠蔽できなかった際に、配線を隠蔽するためのカバーのこと。ケーブルモールともいう。 設置する場所に応じて、色や形状を選択できる。 床などであまり出っ張りを作りたくない場合には、フラットモール(U型モール … 続きを読む

  • クロスケーブル

    ツイストペアケーブル(LANケーブル)の配線種類の1つ。一般的なLANケーブルがストレートケーブルと呼ばれるのに対しクロスケーブルと呼ばれる。 PCとPCなど、ルーターやハブを介さずに、ネットワーク機器を接続するときに使 … 続きを読む

  • 直接接続

    電線の接続方法において、芯線同士をより合わせて接続することをいう。 芯線の材料である銅は表面が酸化し、酸化被膜ができる。 防犯カメラの信号電流は、電圧12Vで数百mAと低電圧、小電流であるため、酸化被膜を突き破ることがで … 続きを読む

  • 呼び線

    配線を通しやすくするために、あらかじめ管に通しておくワイヤー線のこと。 ワイヤー線を通した後に配線を結んでワイヤー線を引くことで、管に配線が通る。 建物を建てるときに通常は呼び線を入れておいてくれる。 壁がコンクリートの … 続きを読む

  • 土冠

    ケーブルを地中に埋設して配線する場合に、地表からケーブルまでの土を土冠と呼ぶ。 防犯カメラやセキュリティ機器の配線は、可とう電線管に配線を通し地中に埋設するが、その際に車両などが通らない場所は土冠60cm、車両などが通る … 続きを読む