防犯用語辞典
土冠
どかんむり
ケーブルを地中に埋設して配線する場合に、地表からケーブルまでの土を土冠と呼ぶ。
防犯カメラやセキュリティ機器の配線は、可とう電線管に配線を通し地中に埋設するが、その際に車両などが通らない場所は土冠60cm、車両などが通る場所は、車両の重量による圧力の影響を受けない様に、土冠120cmを基準に埋設工事を行う。
浅すぎれば風雨などによる浸食で管が地表に露出してしまったり、車両が通る際の圧力で、可とう管が土冠に圧迫され、つぶれてしまう(地中で可とう管内の配線が切れてしまう)恐れがある。
土冠に関連する言葉
コネクター
配線を接続するために用いられる部品・金具の事。 配線同士をはんだ付けもしくは直接圧着した場合、分断するときに都度ケーブルを切断しなければいけないが、コネクターで配線同士を接続した場合、コネクターの着脱で配線の分断を容易に … 続きを読む
モール
配線を壁や天井などに隠蔽できなかった際に、配線を隠蔽するためのカバーのこと。ケーブルモールともいう。 設置する場所に応じて、色や形状を選択できる。 床などであまり出っ張りを作りたくない場合には、フラットモール(U型モール … 続きを読む
露出工事
配線を埋込、隠蔽工事できず、天井、壁面、柱などに配線モールを用いて露出して電気配線をする工事。 完成後の建物内に配線をする際は露出工事が発生する。 新築物件や階層物件の場合、壁紙や天井を貼る前に、電気配線と一緒に防犯カメ … 続きを読む
呼び線
配線を通しやすくするために、あらかじめ管に通しておくワイヤー線のこと。 ワイヤー線を通した後に配線を結んでワイヤー線を引くことで、管に配線が通る。 建物を建てるときに通常は呼び線を入れておいてくれる。 壁がコンクリートの … 続きを読む
同軸ケーブル
正式名を高周波同軸ケーブルと呼び、高周波信号を効率よく伝送できるためテレビとアンテナを接続するのに使われる。 防犯カメラ関連では、アナログカメラ、HD-SDIカメラ、AHDカメラは同軸ケーブルで映像を伝送する。 LANケ … 続きを読む