【東京都】防犯カメラ付き自動販売機の導入

防犯コラム
2020.12.24 木曜日
【東京都】防犯カメラ付き自動販売機の導入

特殊詐欺対策として導入

警視庁町田警察署は特殊詐欺犯罪増加の影響を受け、飲料メーカーのアサヒ飲料と協力し、防犯カメラ付きの自動販売機を町田市内に設置する取り組みを始めた。

町田市では、特殊詐欺犯が現金やカードを玄関先まで受け取りに来る手口が多く発生しているため、防犯カメラの普及が手薄な住宅街などに設置することで、特殊詐欺の犯行グループを近づけないようにする狙いで進めている。

アサヒ飲料でも今後、更なる設置台数を増やしていく方針とのことで、市内の防犯対策強化に期待が高まっている。

|テレ朝ニュースより引用|

特殊詐欺対策以外の犯罪防止にも効果的

【東京都】防犯カメラ付き自動販売機の導入

町田警察署とアサヒ飲料による防犯カメラ付き自動販売機は特殊詐欺対策として導入を進めていますが、特殊詐欺対策以外の犯罪抑止にも効果が期待できます。

防犯カメラ付き自動販売機ともなると、その大きさから存在感があり、かなり目立ちます。
ですが、その存在感こそが防犯対策上、非常に効果的になります。

防犯カメラを見つからないように設置したい、隠すように取り付けたいという声をよく耳にします。もちろん防犯カメラを目立たないように設置することは可能ですが、防犯カメラが設置されていることの大きな意味として「犯行抑止効果」というものがございます。

犯罪者の心理として「監視者の目」があると犯行を踏みとどまる傾向があります。

「防犯対策」という言葉の通り、防犯カメラの設置は被害に遭う前に未然に防ぐことに意義がありますので、防犯カメラ付き自動販売機の存在は住宅街の安全強化を図る上で非常に期待が持てると言えるでしょう。

例えばマンションやアパートの敷地出入口や店舗、事務所の出入口に設置するだけでも、侵入窃盗犯や車上荒らし犯などに対する犯行抑止効果は高まります。
また、街頭に設置されることで、ひったくり犯やストーカー行為などの犯行抑止にも効果が期待できます。

新たに始められた取り組みですが、今後も警察と企業の連携などで街の安全・安心の向上に繋がる働きが、より活性化していくことを期待したいです。