【静岡県】7年間で306件の飲食店窃盗犯逮捕
- 侵入窃盗の事件簿
- 2021.09.30 木曜日
閉店後の時間と防犯カメラの無い店を狙う
2014年ごろから7年間に渡り、焼津市や藤枝市内の飲食店で窃盗を繰り返していた30代の男が逮捕された。
関与したとみられる窃盗事件の数は306件で、被害額はおよそ2,500万円にも上るという。容疑者の男は2021年5月に2016年焼津市内のカフェに侵入し、現金7,000円を盗んだ疑いで逮捕・送検されており、警察のその後の調べで306件もの窃盗事件に関与したことが判明した。
捜査関係者の話によると、男は夜勤で出掛けた際に閉店後の人が居ない店や、防犯カメラの設置されていない店を狙って犯行を重ねていたという。
|静岡放送(SBS)より引用|
しっかりとした防犯対策で被害回避を
お店が閉店した後の時間帯というのは、どうしてもお店の従業員は居なくなってしまうので、窃盗犯にとって行動がしやすい時間帯になってしまいます。
更に外部から見通しの悪い立地場所や防犯カメラが設置されていない店舗だと、狙われるリスクがより高くなってしまいます。
窃盗犯はこういった侵入し易く、逮捕されるリスクが少ない時間と場所を選んで犯行を行います。
では、窃盗犯から狙われない、狙われにくいようにするためにはどうすれば良いでしょうか?
- 外部からの見通しを良くする
- 生垣機や塀などで外部からお店の様子が見えにくくならないようにすることで、人目に付きやすくなり、監視の目がある状態を保つことができます。
- 奥まった立地などの場合は、やはり防犯カメラの設置を行うことがお薦めです。
- 夜間は照明を点灯する
- 窃盗犯は音を鳴らされたり、光に照らされることを嫌がります。
- 出入口などにセンサーで反応するライトを設置し、威嚇効果を与えます。
- 起き鍵をしない
- 窃盗犯は店舗周辺に鍵が置かれていないかを確認しますので、置き鍵をしないようにしてください。
- 鍵を使っての施錠だけでなく、指紋認証やパスワード、顔認証でロックを解除する補助錠の設置も有効です。
- 金品を店内に残さない
- 窃盗犯は店内に金品が残されていることを、何かしらの方法で知り得ているケースがあります。
- 被害を最小限に抑えるためにも、売上金や金目の物、高価な物などは店内に残さないようにしてください。
- 警報装置を設置する
- ガラスが張られた出入口は、窃盗犯が狙う場所のひとつです。
- ガラスの異常な振動や破壊を検知した際に、警報器が鳴るセンサーを設置することで、窃盗犯を追い払う事ができます。
上記のように防犯対策がしっかりと行われていると、窃盗犯は侵入対象から除外します。
窃盗犯は犯行前に事前に下見を行っている事が多く、下見の段階で厳重な防犯対策が取られていることを示し伝えることで、犯行を抑止させることができます。
ここで重要なのは、被害に遭う前に追い払うという事です。
店舗に限らず、事務所や駐車場、各種施設や倉庫・工場などでも同様の事が言えます。
近年では僅かな時間でも鍵を掛け忘れたり、物を置いておくだけでも盗み出されてしまう時代ですので、防犯対策への心掛け、隙を与えない心持ちが明暗を分けると言っても過言ではありません。
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