【大阪府】脚立を使い民家に侵入「真夜中の脚立男」逮捕
- 侵入窃盗の事件簿
- 2021.07.09 金曜日
盗みに使用した脚立も盗品
2021年2月に貝塚市内で脚立を使い、民家の2階から侵入し現金や鞄を盗んだとして、市内在住の20代の男が逮捕された。
同市内では昨年11月から脚立を使ったと思われる侵入窃盗事件が相次いで発生、捜査員の間では容疑者の男を「真夜中の脚立男」と呼び、行方を追っていた。
犯行に使用された脚立は、いずれも犯行現場近くにあったものを盗み、使用していたことが分かった。
2月に発生した事件では住人の男性と揉み合いになり、怪我をさせたとして強盗致傷の疑いも持たれている。
取り調べに対し、容疑者の男は一連の容疑を否認しているが、警察はいずれの事件にも関与していると見て追及を続けている。
|関西テレビより引用|
窃盗犯を呼び込む環境を無くすこと
今回の事件では、民家の2階の窓から侵入を行うという手口での犯行ですが、いずれの事件もある「2つの要素」が窃盗犯を招き寄せる原因となっていました。
- 【原因1:無施錠の窓】
「自宅の2階なら安心」と施錠を行わずに就寝してしまう人が多くいると聞きます。
窃盗犯は忍び込める隙を常に狙っていますので、無施錠の窓は絶好の侵入口となってしまいます。窓からすぐの場所に金目のものが置かれてしまっていると、ほんの数分もあれば盗み出してしまいます。
昼夜を問わず窓や出入口の施錠をしっかりと行い、窓を開ける際はその部屋に誰かしら居るようにし、窃盗犯が入り込む隙を作らないようにしましょう。
- 【原因2:足場となる物】
敷地の外から壁などに登れるような足場代わりの物が置かれていると、それを利用して窃盗犯は忍び込んで来ます。
今回の事件では脚立を悪用されていますが、外に置きっ放しになっているものが盗まれている可能性があります。
そのため、隣近所どうしで声を掛け合うなどして、置きっ放しの脚立などがあるようでしたら、悪用されないようにしてください。
窃盗犯の多くは犯行に及ぶ前に必ずと言っていいほど、下見を行っています。
まずはひとりひとりが防犯意識を高め、窃盗犯が寄り付かない環境をつくるように心がけてください。
また、町内の防犯強化という観点で、防犯カメラの設置を行うのも窃盗犯を寄せ付けなくする有効的な対策です。