【岐阜県】リレーアタックによる車両盗難を「空き缶」で防御

車両・重機の盗難事件簿
2021.03.03 水曜日
【岐阜県】リレーアタックによる車両盗難を「空き缶」で防御

鉄製の缶が電波を遮断

岐阜県内の民家で「ランドクルーザー」と「レクサス」を狙った車両窃盗未遂事件が発生した。

不審な2人組みのうちタブレットのような物を持った1人が、住宅の玄関へ何度か近づくといった行動を繰り返し、結局何も盗らずに去って行く姿が防犯カメラに映されていた。

この不審者たちは「リレーアタック」と呼ばれる手口で車両を盗み出そうとしていたと思われる。

「リレーアタック」とは微弱な電波を発する鍵を車に近づけることで、自動的にロックが解除される仕組みを悪用し、自宅内に置かれている鍵の電波を特殊な装置を使用して増幅させ、車の近くに鍵があると認識させてロックを解除する手口。

この家庭では事前にリレーアタックに対する防犯対策として、鉄製の空き缶の中に鍵を入れ蓋を閉めて管理していたという。
鉄製の空き缶は微弱な電波も外に漏らさず、遮断効果があることをテレビ番組を通じて知ったとのこと。

身近にある「空き缶」を活用することで愛車を窃盗犯から守ることができるというのは、非常に画期的な防犯対策と言える。

|メ~テレ(名古屋テレビ)より引用|

車両盗難対策方法をご紹介

【岐阜県】リレーアタックによる車両盗難を「空き缶」で防御

ランドクルーザーやレクサス、プリウス、ハイエースなど、人気車種を中心に車両の窃盗事件は変わらず発生しております。

愛車を盗まれないためにも、複数の対策を重ねた防犯対策を行うことが大切になります。

【ハンドルロック/タイヤロック】
外部から目に見える防犯対策として、車に対して物理的な施錠を施すことで、簡単に盗み出せないという印象を与えることができます。
窃盗犯の心理として「盗み出す時間がかかることを嫌う」傾向があるため、防犯対策として有効です。
【シャッター付き駐車場】
シャッター内に車が保管されていることで、簡単に盗み出すことはできません。また、車に対するイタズラ行為や車上荒らしといった犯行に対しても有効です。
強引にシャッターをこじ開けようとした場合でも、シャッターセンサーを取り付けることでサイレンや照明を発し、威嚇・撃退することが可能です。
【鍵の管理】
金属製の缶(ブリキ製)に鍵を入れ、蓋を閉めることで鍵から発する微弱な電波を遮断し、リレーアタックの手口から車両を守ることができます。
【ナンバープレートロック】
盗まれたナンバープレートは他の凶悪犯罪などで使用される可能性があるため、ナンバープレートの盗難にも注意が必要です。
ナンバープレートを固定しているネジをより防犯性の高いネジに取り替えることで、盗難被害を未然に防ぐことができます。

以上のような防犯対策を行うことで、車の窃盗被害から逃れることができます。何重にも防犯対策を行って悪質な犯罪者から愛車を守りましょう。