【岐阜県】従業員がレジ不正操作、商品盗んだ疑いで2人逮捕
- 万引・内部不正の事件簿
- 2022.12.22 木曜日
従業員2名による共謀の犯行か
岐阜県警養老署は14日、パートの容疑者2名は共謀して先月2日午後9時40分ごろ、勤務先の養老町内のスーパーで、食料品など計14点(約2500円相当)をレジの不正操作で商品を盗んだとして、窃盗の疑いで逮捕したとの事。
警察によると、レジを不正に操作して支払いを免れている従業員がいると先月下旬に同店関係者から警察に相談があり、店長が今月12日、被害届を出していた。警察は2人の認否を明らかにしていない。
|岐阜新聞社より引用|
内部不正は犯行に気付くまでに時間がかかることも
全国的に例年より増加傾向にある従業員によるレジの不正や不正出金が相次いでいます。
最近のスーパーマーケットでは人員削減によるセルフレジの活用が主体となりつつありますが、セルフレジは買い物客の不正を防ぐ為に監視用の従業員を配置するケースが殆どです。
ただ、今回の事件のように従業員が共謀してレジの不正操作を行った場合は、売上金の差異の確認がとれるまでは気付かれず、万引きによって売り上げが合わないのか、従業員による不正なのか等、証拠が無ければ犯人を特定をする事も困難となります。
他にもレジ回りの不正行為としては、
・レジのカラ打ち
→精算時にお客様から現金を預かった後、合計ボタンを押さずに会計の取消を行う事で取引が無かった事にし、そのまま現金を着服する行為。
・釣銭を満額渡さない
→例えば999円のような細かい釣銭の内、金額を一部抜きお客様に渡す行為。
・レジから金額を抜き出す
などといった行為があり、従業員だからと安易に信頼するのもいささか難しいと言えます。
また、犯行時も人目が付かないタイミングで行う為、犯行の瞬間を特定する事は困難です。
今回の事件のような不正対策としては防犯カメラの設置が有効的になります。
従業員の配慮も考えて防犯カメラと気付かれない場所に取付けるケースもありますが、防犯カメラの設置により誰かに見られているかもしれないという意識を植え付ける事で「犯行の抑止」効果が期待できますので、なるべく目立つ場所に設置をする事を推奨しております。
また、インターネット回線を繋ぐことで離れた場所からでも各拠点を一括管理できるシステムを活用する事も可能です。
売上金が合わなかったから差額分をやむを得ず自腹で払うなんて事が起きないように、不正対策を心掛けましょう。
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