【埼玉県】人気ラーメン店を狙い侵入
- 侵入窃盗の事件簿
- 2019.12.19 木曜日
人気ラーメン店を狙い侵入
2019年12月2日から3日にかけて、埼玉県戸田市にある人気ラーメン店に侵入し、現金約58万円が入った金庫を盗んだ疑いで、さいたま市在住の20代男性が逮捕された。
警察の調べにより、同年10月にも埼玉県上尾市のラーメン店で同じように現金48万円が盗まれるという被害が発生しており、防犯カメラの映像から容疑者の男性を割り出したとのこと。
取り調べの際に「インターネットでラーメン店を検索して、上位に表示がされた店を狙った」と供述している。
また、その後の捜査で約30件ほど同県内の飲食店などで金庫などが盗まれる被害が確認されており、引き続き関連を調べている。
|テレ朝NEWS、産経新聞より引用|
多発する特定業種を狙った窃盗
近年、ラーメン店、居酒屋、クリニック、コインランドリー等、特定業種を狙った窃盗事件が多く発生しています。
同じ業種では、店舗の構造や風習などが似ている部分があり、共通する隙を狙って犯行に至るケースが多くあります。
今回の事件でも「人気ラーメン店」という括りで、多額の売上金が店舗内に保管されている可能性がある点や、店舗構造の類似などという点で侵入が容易であることを見込んでいたものと思われます。
映像では、防犯カメラに気付いた泥棒が、そのカメラの向きを変えていますが、店舗屋内に設置する防犯カメラはこのような撮影妨害を防ぐ為に、ドームタイプのカメラを設置したほうが効果的です。
ドームタイプの防犯カメラはレンズをドームカバーで覆っている為、手でレンズの向きを変えることができません。
これから年末年始にかけてお休みに入るお店や事務所などの防犯対策として、防犯カメラの設置を検討される場合は「証拠撮影妨害を防ぐ」「遠隔監視で見る」といったことを含めて考えてみてはいかがでしょうか。