【熊本県】従業員による売上金の窃盗事件
- 万引・内部不正の事件簿
- 2020.02.26 水曜日
従業員による内部犯行
熊本県内の会社事務所から売上金600万円が盗まれる事件が起きた。
2020年1月27日、会社の経理担当者が前日の売上金600万円が無くなっていることに気づき事件が発覚し、警察へ通報した。
警察の捜査により、外部から侵入があった痕跡が無いことと、出勤記録などをもとに被害のあった会社に勤務する35歳の男が容疑者として浮上し、逮捕・送検された。
取り調べに対して同容疑者は「生活費の足しになると思い盗んだ」と容疑を認めている。
|RKK熊本放送より引用|
犯行の機会を無くすことから始める
今回の事件は会社の売上金を紙袋に入れて置いてあった状況から、管理があまり厳重ではないように感じます。
無人の事務所内に無防備に高額の金銭が置いてあった場合、人の心の中に良からぬことを考えてしまう気持ちが芽生えてしまう可能性があります。
大切な従業員が窃盗犯に変わってしまう可能性がそこにあるという状況は双方にとって好ましくない状況といえるでしょう。
お互いの信頼関係のためにも、売上金等の管理は金庫などを用意し、限られた人だけが取り扱えるようにしておくことがまず大切です。
そのうえで防犯カメラ等を設置することで、良からぬことを考える機会そのものを無くすことに繋がります。
人は見られているという状況の中で、悪事を働くことは殆どありません。
防犯機器の設置を行うことで、売上金も社員も守ることができると考えれば、より健全な職場環境の構築を目指していくことができることでしょう。