防犯カメラ設置の際は近隣トラブルに要注意
- 防犯コラム
- 2021.03.31 水曜日
防犯カメラとプライバシーの問題
近年、防犯カメラの普及は飛躍的に伸び、業務用のものから家庭用のものまで、手軽に取り付けられる時代になりました。
防犯カメラ設置でよくあるトラブルとして、近隣住民の間で巡るプライバシーの問題です。
カメラが向いている先に住んでいる住民の方は、行動を監視されているような感覚になり、疑心暗鬼に陥ってしまうことにもなりかねません。
このようなことがキッカケとなり、近隣住民同士の間に不穏な空気が流れてしまうなんてこともあるかと思われます。
では、こうした近隣トラブルにならないためには、どうすればいいのでしょうか?
防犯カメラの使用目的を明確化にする
防犯カメラ設置の目的は「防犯対策」です。
敷地内への不審者の侵入防止、自宅駐車場の車両盗難の防止や、ゴミの不法投棄の防止、犬の糞害防止といったことを目的に設置されていることが主な設置目的になります。
そのため、防犯カメラの持ち主はトラブルを回避するためにも、設置の理由や使用目的を明確化することが非常に重要になります。
自宅の敷地内の目立つところに防犯カメラによる監視が行われていることと、防犯対策としての使用以外に悪用しない旨を記した看板の掲示を行うことをお薦めします。
可能であるならば、防犯カメラ設置の際に隣近所の住人にきちんと使用目的などの説明を行うことで、周囲の方々の心配を取り除くことができますので、事前に説明をしておくと良いでしょう。
防犯カメラには、プライバシー保護のための「マスキング機能」というものもございます。
所有者の専有部分以外の範囲を黒く塗りつぶし、他人のプライバシーに関わる部分を写さないようにすることができます。
このマスキング機能は防犯カメラ設置・設定の際に、防犯設備士が的確にアドバイスを行いながら他人のプライバシーを侵害しないように処理を致します。
プライバシーに関する問題はとてもデリケートなものになりますので、事前に使用目的を明確化し、近隣住民の方とのトラブルを回避することで、安心・安全な生活ができるようにしていただきたと思います。
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