【神奈川県・横浜市】防犯カメラの映像から空き巣犯人逮捕
- 侵入窃盗の事件簿
- 2014.10.16 木曜日
防犯カメラの映像が犯人逮捕のキッカケに
2014年10月15日、神奈川県警捜査3課と戸部署などは、窃盗と住居侵入の疑いで、海上自衛隊横須賀基地・自衛艦隊海洋業務群の3等海曹の男(25)を逮捕した。
逮捕容疑は、2014年8月14日、神奈川県横浜市の自営業男性(55)方に侵入、現金61万円とデジタル一眼レフカメラなど計20点(時価計約35万円相当)を盗んだとしている。
防犯カメラの映像から同容疑者が浮上した。
空巣被害に遭いやすい場所・特徴
空き巣被害は毎日のように全国で発生しており、これから迎える年末にかけては特に窃盗被害が多くなる時期ですので、より一層の警戒が必要です。
上記の事件のように防犯カメラの映像をもとに犯人が捕まることが増えてきており、防犯カメラ設置の意義が高まってきていることははっきりと感じられるのですが、防犯は機械を取り付けるだけでは効果が薄く、その根本にしっかりとした防犯意識がないと、効果を発揮しません。
以下に空き巣被害に遭いやすい場所の特徴を記載します。該当する場合は特に戸締り、財産の管理などに注意が必要です。
- 泥棒にとって下見が容易である場所
- 【公園の近く】公園で休んでいるふりをして、時間をかけて周囲を観察していても、人目に怪しまれないため
- 【コンビニ・ファミリーレストランの近く】店内で買い物や食事をしながら、店外の様子を観察しても人目に怪しまれないため
- 【駐車場付近】駐車場に車を停めて、車内から辺りを見渡しても、人目に怪しまれないため
- 【寺社・仏閣の近く】誰でも自由に出はいりし、ある程度の時間の滞在が不自然ではないため、寺社仏閣の敷地から周辺を下見される
- 住人の油断・隙ができやすい場所
- 【警備会社のシールが貼ってある家】警備会社と契約できる経済力があり、警備員が駆け付けても間に合わないことは計算の上で侵入します。
- 【自販機の近くの家】日常的に自販機の音(飲み物購入の音、補充の音)がするため、物音に対して鈍感になりがち
- 【受験生がいる家・二世帯住宅】深夜、上階で物音がしても気に留めないことが多い
- 【ポストや植え込みに玄関のカギを隠している家】泥棒はそういう家を探しています
- 【オートロックの自動ドアがあるマンション】オートロックがあるから大丈夫、と自宅玄関の施錠をしないケースが多い
- 泥棒が侵入しやすい条件がある場所
- 【線路や幹線道路の近く】電車の音や大型車の通る音で物音がかき消されてしまうため、窓ガラスをドライバーで割る音などがかき消されてしまう
- 【新興住宅地】夫婦共働きで、日中の留守宅が多くなるため
- 【アパート・マンションの低階層】侵入が容易
- 【見通しが悪い】高い塀でおおわれている、ベランダの手すり部分が格子になっておらず、外部から見えないなど、泥棒にとって身を隠す場所になってしまう
こういった条件が当てはまる場合は、空き巣を防ぐ意識と対策が必要です。
たとえば戸締り確認を怠らない、補助錠をつける、雨戸をしめる、防犯砂利をしく、ガラスに防犯フィルムを張る、防犯カメラを設置する、不審な人物を見かけたら、「こんにちは」など声をかける、などが有効です。
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