【静岡県】茶園で相次ぐ送電線盗難
- 侵入窃盗の事件簿
- 2023.08.08 火曜日
被害額は150万円以上
袋井市の製茶会社が管理する掛川市横須賀の茶園で送電線が盗まれる被害があった。
7月16日、送風機の送電線17本のうち15本が切断されてなくなっていた。
送風機は、お茶の木を霜による害から守るために、敷地内に16基設置されていた。その全てが使えなくなったとのこと。この茶園は通常、4月中旬から5月まで、目が出た茶が成長する段階で寒さから守るため、送風機を稼働させていた。
5月下旬、電源を切る為に茶園に来た時は、送電線はあったとのこと。7月下旬、不審な出来事があり、袋井市の茶園で作業をしていたところ、突然外国人男性3人に「おじさん、防霜ファンの線いらないでしょ?」と声を掛けられたとのこと。
持って行かれたら困ることを伝えると3人はその場を後にした。被害額はおよそ150万円に上るとみられている。
また、別の茶園でも同様の被害が出ているという。
いずれも目につきやすい一番手前の送風機の送電線は切断されておらず、2番目のものから盗まれていた。来年4月まで送風機は使用しないが、修理費用が高額な為、どう工面するか頭を悩ませているという。
|yahoo!ニュースより引用|
被害を防ぐ有効な対策とは
今回の事件は茶園に設置された防霜用の送風ファンの送電線が狙われた事件となりました。
太陽光施設を狙った銅線ケーブルの盗難事件が目立っている形にはなりますが、太陽光施設以外にも電線や銅・金属を狙った盗難は後を絶たないのが現状です。
また、新型コロナウイルス明けによる来日ベトナム人や来日中国人をはじめとした来日外国人の入国数増加で全国的に犯罪の検挙率は上昇傾向にあります。
世界情勢による景気悪化や外国人の入国数増加で更なる治安悪化が見込まれる為、盗難や窃盗の可能性が少しでも予想される場合は防犯対策が必須と言えるべきでしょう。
今回の茶園といった環境の場合は夜間は不在になる場合が多い事と、人気が少ない奥地にある為、第三者に発見される可能性も少ない事から盗難のターゲットにされるリスクが高くなります。
防犯対策を行うのであれば、犯行の抑止力となる防犯カメラの設置を行い、敷地内に赤外線センサーを設置する事で無断で侵入を試みようとする不審者を検知した際にスマートフォンやパソコンに電話やメールの通知を受け取る事が可能となります。
また、通知を受け取り現地の映像を確認すると共にサイレンや強力なパワーライトで犯人を威嚇・撃退するといったセキュリティシステムを導入する事で犯行を未然に防ぐ事が可能となります。
今回は夏場の被害でしたが冬場の盗難事件となれば電線だけではなく茶園全体の被害になり兼ねない為、強固な防犯対策を取る事を推奨いたします。
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