【神奈川県】薬剤師 勤務先から向精神薬を窃盗
- 万引・内部不正の事件簿
- 2022.03.08 火曜日
内部犯行による被害
神奈川県警は1日、横浜市内の病院に勤務する薬剤師の50代男性を窃盗容疑で逮捕した。
発表では昨年10月30日、勤務先の病院の調剤室から向精神薬「ゾルピデム」3箱(仕入れ価格4650円)を盗んだ疑い。
男性は「何かやったかもしれないが覚えていない」と供述している。
神奈川県警によると、調剤室の防犯カメラに私服姿で棚の開閉をする男が映っており、事件2日後の在庫確認でゾルピデムが足りないことが判明。
病院が被害届を出していた。
|読売新聞オンラインより引用|
従業員の内部窃盗増加に伴う防犯対策
近年、今回の様な薬剤師による窃盗事件に限らず、従業員によって行われる内部犯行が後を絶ちません。
レジに入っているお金や商品、貴重品や財布の盗難など同じ職場の人間による犯行ケースが増えています。
普段職場に勤務しているからこそ内部事情にも詳しく、他の従業員の方も安心感から警戒を行うこともなかったと思われますので、未然に防ぐというのも難しかったと思います。
今回は防犯カメラで対策をしており事件発覚そして解決に至りましたが、もし防犯カメラが設置されておらず証拠が残っていなかった場合を考えると事件解決はおろか、病院の信用問題やお取引先とのトラブルにもなりかねません。
防犯カメラを取り付けることで、在庫確認で数が合わないと気付いた際に、手違いがあったのか、盗難に遭ったのかなど、すぐに原因を確認することが出来ます。
薬品の保管場所や人の出入りがある場所が確認できる位置に防犯カメラを設置することで、客観的な第三者の目として業務管理・防犯対策に活用できます。
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