【栃木県】収穫直前のイチゴが大量に盗まれる
- 農業の盗難事件簿
- 2022.01.27 木曜日
手慣れた人物による犯行か?
収穫を翌日に控えたイチゴ1,500粒(5万円相当)が栽培ハウスの中から盗み出される事件が発生した。
事件が起きたのは栃木県内のイチゴ農家で、2022年1月21日~22日にかけての未明に何者かがビニールハウス内に侵入し盗みを働いたと見られている。
ハウスの外には赤外線のセンサーも設置されていたが、イチゴが無くなっている以外、足跡も見受けられないくらいの状態とのことで、手慣れた人物による犯行が伺える。
栃木県内では農家を狙った同様の手口による被害が起きており、警察が関連性も含め調べを進めている。
|テレビ朝日系(ANN)より引用|
防犯機器は設置位置や組み合わせで効果が変わる
今回の事件を受け、弊社では被害現場の屋外に設置されている赤外線センサーに注目しました。
限定的な映像の情報をもとにした見解にはなりますが、3~4棟並ぶビニールハウスの出入口に対し、平行する形で赤外線センサーが両端に掛けられている状態が見受けられました。
夜間の暗闇ではセンサーの存在に気付くのは難しく、不審者がハウスに侵入する際に検知できると思いますが、今回の窃盗犯は予めセンサーの存在に気付いている節があり、検知されないように掻い潜って侵入を図ったと考えられます。
コストの関係などもあるかと思われますが、センサーの台数を最小限に抑え、その中で考えられる設置位置に取り付けたように見られます。
もし、弊社で設置をするならばハウスの中に赤外線センサーを取り付けるか、確実に侵入者を検知できるように別のタイプのセンサーと組み合わせて設置するといった方法を考えます。
農作物やトラクターの盗難被害は北関東を中心に全国的に頻発しており、各地の農家や農業組合も地元警察と連携して防犯対策に取り組まれていると思われます。
被害に遭う前に追い払う。そのために活用する防犯機器は設置の仕方ひとつ、組み合わせ方ひとつで効果が大幅に変わって来ます。
窃盗犯の行動パターンからあらゆる可能性を考え、隙を与えない防犯対策を行うために防犯設備士という資格を有したプロのアドバイザーがおりますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
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