全国各地で相次ぐ万引き被害

万引・内部不正の事件簿
2021.05.18 火曜日
全国各地で相次ぐ万引き被害

コロナ渦による影響も背景

全国各地で万引きによる盗難被害・盗難事件が相次いで発生している。

神奈川県では貴金属店を訪れた母子が商品をすり替える容疑で逮捕。千葉県のホームセンターでは生活用品を万引きしたとして消防士長の男が逮捕されている。

そして北海道ではNHKの副局長の男がリサイクルショップで万引きを働いたとして逮捕されている。

新型コロナウィルス感染症対策による緊急事態宣言や蔓延防止対策下に置かれる地域などが全国的に拡がる影響で、経済面で苦境に立たされている人が犯罪に手を染めてしまう傾向が続いています。

生活費に困り食品や生活用品を万引きする人、盗んだ商品を転売してお金に替える目的で万引きをする人、中にはコロナ渦によるストレスが万引きという犯罪に駆り立ててしまうケースも報告されている。

犯罪に手を染める前に踏みとどまる勇気を

全国各地で相次ぐ万引き被害

「生活が苦しい」「仕事が無い」ことが原因とは言え、犯罪に手を染めてしまうというのは、その後の人生の事を考えるとあまりにも割に合わないと言えます。

服役すれば自由な生活をすることは出来なくなります。また、前科が付いてしまうと人生のやり直しのスタートのための再就職も容易ではなくなってしまいます。

そして何より、生活が苦しいのは加害者だけでは無く、店舗などもコロナ渦による影響で厳しい状況の中にいることを忘れてはいけません。

誰もが苦しい状況であることを考えれば、店舗などから万引きを行う行為事態も無くなるはずなのですが、現にこうして犯罪が起きてしまっているというのが残念でなりません。

犯罪を少しでも減らすためには、やはり防犯対策をしっかりと行っていくということになります。

近年では店舗内に防犯カメラや防犯機器の設置は当たり前となって来ています。すなわち万引き行為には常に監視の目が向けられているということです。

犯罪を犯すリスクを負って人生を台無しにしてしまうことの無いように、踏みとどまる勇気を持ってもらえれば幸いです。