【新潟県】農業用トラクター盗難防止対策のポイントを紹介
- 屋外の事件簿
- 2021.05.06 木曜日
相次ぐトラクターの盗難被害
2021年4月、新潟県上越市の農家でトラクター3台が盗まれるという被害が発生した。
トラクターはエンジンキーを抜いた状態で農道に止めていたところ、2回に渡り計3台のトラクターが盗まれてしまったという。
犯行の手口として、トラクターのキャビンをこじ開けてエンジンをかけてトラック等に積むという方法が考えられるとのこと。
今回の盗難被害を受け、上越情報タウン情報では農機具を扱う妙高市の「三ツ和」の代表取締役社長にトラクターの防犯対策について話を伺っている。
|上越情報タウン情報より引用|
トラクターの盗難被害を防ぐには?
妙高市にある農機具を扱う「三ツ和」の代表取締役社長が挙げる防犯対策として、以下の3つの注意点が紹介されています。
- ハンドルロックを行う
- トラクターの前後に障害物を置く
- 農機を田んぼの中央で保管する
- ハンドルロックを行う
- 自動車の防犯対策としても広く普及している「ハンドルロック」ですが、トラクターの防犯対策としても活用できます。
- トラクターの前後に障害物を置く
- トラクターのエンジンがかかっても、前後に障害物があれば動かすことはできません。
- 農機を田んぼの中央で保管する
- 農道の傍に置いてあると簡単に盗み出されてしまう一方で「田んぼの中でエンジンがかけられず、免れた事例がある」とのことです。
三ツ和の代表取締役社長は「農業用トラクターは高級車が買えるくらい高価な物なので農家のみなさんには注意していただきたい」と話されています。
また、最新のトラクターにはGPS機能が付いているタイプのものもあり、エンジンがかかると場所を特定できたり、防犯機能として夜中にエンジンがかかると所有者に通知が届くものもあるとのことです。
行政でも盗難被害に遭った際は警察に届けるとともに、加入している農業共済組合や保険代理店に連絡し、農協や販売店にも情報共有をしてほしいと呼びかけを行っています。
盗難被害を防ぐポイントまとめ
上越情報タウン情報でもトラクター盗難防止のポイントを下記のようにまとめています。
- 盗難被害を防ぐポイント
- エンジンキーは必ず抜いて持ち帰る
- ハンドルロック、タイヤロック、警報器などの盗難防止用品を装着する
- 田畑に農業機械を放置しない
- 倉庫等に防犯灯、防犯カメラ、防犯警報機などを設置する
- 倉庫のシャッター前、敷地出入口、通路などにトラックなどの障害物を置く
- 裏口の通路なども忘れずに対策を行う
- 盗難被害に対する備え
- 農業機械の盗難などを保障する保険や共済などに加入する
- 所有している農機具の車体番号や型番、特徴を記録しておく
- 盗難被害に遭った場合の対応
- 警察に届けるとともに、加入している農業共済組合や保険代理店に連絡し、農協や販売店にも情報共有を行う
トラクターや農作物を狙った窃盗犯は逮捕しても後を絶たない状況が続いているため、継続して防犯対策を取っていくことが重要になります。
窃盗犯の中には1度成功すると味を占め、防犯対策が成されていない場所に2度も3度も盗みに入ってきます。1度だけでも嫌な事ですが、何度も何度も被害に遭うというのは金銭的・精神的にも負担が大きくなってしまいます。
繰り返し被害に遭わないためにもしっかりとした防犯対策を行うようにしましょう。
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