【埼玉県】歯科医院を狙った連続窃盗犯を逮捕
- 侵入窃盗の事件簿
- 2020.09.04 金曜日
逮捕の決め手となったのは防犯カメラの映像
以前、『【埼玉県】歯科医狙った連続窃盗被害』として掲載を行った、歯科医院ばかりを狙い侵入窃盗を繰り返していた犯人が逮捕された。
事件は今年1月~7月にかけて埼玉県や千葉県を中心に起きており、被害件数の合計が120件以上にも及んでいた。逮捕されたのは職業不詳の30代の男とフィリピン国籍の20代の男で、2人は共謀して7月16日~17日の未明にかけて、さいたま市内の歯科医院に侵入し、現金約9万円相当を盗んだ疑いが持たれている。
逮捕の決め手となったのは現場周辺を中心に設置された防犯カメラの映像で、捜査関係者の調べで防犯カメラの映像をもとに2人の容疑者が浮上した。
被害に遭った医院では警備会社に警備を依頼するなど対策を行っていたが、侵入を検知してから現場に駆け付けるまでの間に犯行が行われ、警備員が到着した時には既に逃げられた後だったとのこと。
これらのことから短時間のうちに盗みを行う手口で犯行を繰り返していたことが判明した。また複数台の車を乗り換えて犯行を重ねていたことから、警察が犯行の詳しい手口など追及を行ったところ「同じ車だと犯行がバレると思った」と供述している。
|フジテレビ系(FNN)より引用|
警備会社の駆け付けでは被害の未然防止は間に合わない
半年間もの間に繰り返し犯行を重ねていた窃盗犯が逮捕されましたが、複数の車を乗り換えて犯行現場に向かうなど、用意周到な偽装工作を行っていたことがわかります。
しかし、周囲の目は誤魔化せても防犯カメラの証拠映像から逃れることはできません。
近年の防犯カメラの映像は侵入窃盗が多発する夜間の暗闇でも、赤外線照射機能により表情や人相、車両のナンバーや車種に至るまで高画質で高鮮明な記録映像を残すことができます。
中には防犯カメラを嫌がり、犯行の際にカメラを布などで隠したり、ハンマーなどで破壊する行為に及ぶ窃盗犯もいますが、その一部始終もしっかりと証拠映像として記録されるため、その後の警察からの捜査からも逃れることはできません。
また、警備員による警備を依頼していても、事件の発生を受けてから駆け付けるまでの間に犯行が行われ、逃走されてしまうというケースが多く、被害を未然に防ぐことが難しいという問題点があります。
店舗や事務所には売上金や高額な機器、個人情報や重要書類など、『資産』と呼べる貴重な財産が保管されており、これらを盗難の被害から守ることが最良の防犯対策になります。
被害が発生してから駆け付けても、それらの資産が奪われた後では何の意味もありません。
『被害を未然に防ぐ』を実現するためには、不審者が敷地内に侵入すると同時に、サイレンや警報音、防犯照明灯などによる威嚇・警報を行い、同時に管理者へ連絡・通報がなされ、防犯カメラによる証拠映像の録画も行われるというような連動性・即時性が求められます。
重要な資産を未然に防ぐためにも、防犯機器による『連動性・即時性』のある防犯対策を行うことをお薦め致します。
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