【北海道】マスク・消毒液を勤務先から盗み出す
- 万引・内部不正の事件簿
- 2020.05.21 木曜日
警察のサイバーパトロールで発見
2020年2月~4月にかけ、北海道河西郡の製菓工場からマスクや消毒液を盗んだとして帯広市に住む30代無職の男が逮捕さた。
逮捕された男は事件当時、被害のあったこの製菓工場で働いていて、100枚入りのマスク16箱や消毒液11本、被害総額5万円相当を盗んだとみられている。
盗んだマスクや消毒液はSNSで購入者を募り、フリマアプリを使って転売を行っており、マスクは100枚入り1箱を¥12,000円、消毒液も1本¥14,000円で売っていたとのこと。
法改正により禁止となったマスクの転売を、警察によるサイバーパトロールによって発見され、事件が明るみになった。
容疑者の男は借金の返済のため犯行に及んだことを認めており、逮捕されるまでに10万円ほどを売り上げていたという。
|STVニュース北海道より引用|
今の時期だからこそ内部犯行にも注意を
新型コロナウィルス感染症による影響で窃盗犯罪が増加傾向にあります。
緊急事態宣言の解除がされた地域が出てきている中でも、未だにドラッグストアなどでマスクや消毒液が手に入らない状況が続いています。
衛生管理の関係上、大量にマスクを確保し管理・保管を行っている企業や医療関係機関もあるかと思われます。
今回発覚した事件でも、食品を取り扱う企業に保管されているマスクや消毒液が狙われてしまいました。
被害を受けた工場側では現在の状況を踏まえて、マスク等の管理には厳重な注意を行っていたと思われます。ですが当時働いていた従業員による犯行とのことで、施設内部の構造や管理状況などを熟知していたことで、厳重な管理の隙を突いて盗み出したことが窺い知ることができます。
社内の限られた人だけが保管場所の管理を行うことはもちろん、場合によっては防犯カメラなどのセキュリティ機器を設置・導入することでより厳重な管理体制を作ることができます。
防犯カメラがあることで、窃盗を試みようとする者に対して「監視されている」という印象を与えることができ、犯行を抑止することに繋がります。
社員や従業員を疑うのは心が痛んでしまうことだと思われますが、防犯機器の設置による犯罪抑止効果があることで、お互いが安心をして、信頼関係のもと仕事に取り組める環境を作ることができます。
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