新型コロナウイルスに付け込む窃盗犯
- 侵入窃盗の事件簿
- 2020.04.22 水曜日
子供の留守番、休業店舗は要注意
新型コロナウイルス感染対策として、各地で外出自粛や休業が求められる中、休業中の店舗や子供だけで留守番をしている住宅を狙った窃盗事件が多発している。
大阪市内では複数の飲食店、神奈川県内でも整体院など、休業中の店舗に侵入し、金品を盗むという事件が報告されている。
繁華街などでは人通りも少なくなり、店先に用意した休業の張り紙があることで、窃盗犯にとって好都合な状況になってきてしまっている。
一方で学校の休校措置により、自宅で留守番をする子供が巻き込まれてしまう事件が起きている。
愛知県では中学生の男の子がひとりで留守番をしている時にインターホンが鳴り、無視をしていたところ1階の窓ガラスを割られて何者かが侵入し、金品を奪っていくという事件があった。
別の場所では小学生の男児が侵入してきた男2人組と鉢合わせになり、子供に動かないよう指示をし、その隙にクレジットカードや貴金属などを盗んで逃走したという事件も起きている。
全国の警察では店舗等に対し、扉や窓の施錠、現金・高価な商品の管理、防犯カメラの設置といった防犯対策を呼び掛けている。
また、各家庭に対しても子供ひとりで留守番をする際は、玄関や窓の施錠、家に人の気配を出すようテレビや証明の点灯、子供との頻繁な連絡といった呼び掛けを行っている。
|産経新聞より引用|
まずは基本の防犯対策と密な連絡対応から
新型コロナウィルスの影響により、外出の自粛に伴う店舗等の無人化や子供だけの留守番などを狙う侵入窃盗の数が増えて来ています。
全国の警察で呼び掛けているように、まずは基本的な防犯対策を取ることから初めてください。
扉や窓といった窃盗犯が侵入を試みるような場所に対しては、必ず施錠を行うようにしてください。施錠も複数の鍵を用いて行うことで防犯効果は高くなりますし、防犯フィルムをガラス全面に貼ることでも防犯効果を高めることができます。
※厳重な施錠を行う場合、火災発生時に素早く非難ができるような出入口の確保をしておくことも重要です。
お店や事務所の防犯対策を行う場合、センサーや警報機などを付けることで、窃盗犯を撃退する効果的な防犯対策を取ることもできます。
子供だけで留守番をしているご家庭では、可能な限り頻繁に連絡を取るようにしてください。また、高齢者のひとりぐらしの方につきましても、特殊詐欺等の犯罪に騙されないように、近親者の方との密な連絡で防犯対策を行ってください。
なお、防犯カメラは侵入窃盗に対する犯罪の抑止や証拠の記録と、ご家族の見守りといった双方の点で活用ができますので、被害に遭わないための事前対策として有効的です。
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